コムーネ天国

小学校や中学校の英語の授業で


『どこの国へ行ってみたい?』


と、きかれることが一度はあったと思う。




僕は毎回、ピザが好きという理由で、イタリアに行きたがっていた。



僕の小6の頃の担任は、3年間イタリアに行ったことがあって、クラス中にイタリア語が貼り出されたりしていた。

赤はロッソ 青はアッズッロと言うらしい。






今でもイタリアには行ってみたいと思う。

理由はやっぱりパスタとピザが好きだから。






かっこつけて自分でパスタを作ったことがある。



作り方とパスタの種類、材料を調べたところ、結構面白い名前のものがたくさんあった。



『ノ』で終わるものが多いような気がした。


パルミジャーノレッジャーノ
ペコリーノロマーノ
ペペロンチーノ


当然全てしりとりで使ってみた。






イタリア語めっちゃ調べたら『の』攻めができるのでは?


しりとりプレイヤーならそう考えるのは当たり前。




イタリアンな雰囲気で、さらに1字攻めという魅力に圧倒されいろいろ調べてみることに。



イタリア語の単語全てが使えるわけじゃないので、地名を片っ端からローラーしていくことにした。




イタリアには20もの『州』があり

その中に110もの『県』があり

その中に、日本でいう市区町村にあてはまる『コムーネ
が8000ほど存在する。



僕はこの『コムーネ』を全部調べた。





思ったよりも『の』で終わるものが多く、『ね』も多かったので副産物としてメモしておいた。




大好きなイタリアということもあり、作業を作業とも思わず、『こんな地名あるんだ!』とはしゃぎながらメモを取っていた。




カ から始まるもの モ から始まるものが異常なほど多く、ハ行は『フ』以外はほぼ全滅だったり。


偏りが結構あった。






それでも、イタリアだけで、ほとんどの文字を『の』で返せるということに気づいた。




足りない部分は日本の地名で補えばほとんどコンプリートできた。






ためしにしりとりしたところ、しりと履歴がわけのわからないカタカナの羅列ばかりになっていて、これはこれで面白かった。




ちなみに『の』自体は結構強い方だと思っていて、僕の考えたコムーネ攻めは、お気に入りの戦法になるかもしれない。






しりとりをしてイタリアに行った気分になろう。




イタリアどころか海外にすら行ったことないんですけどね。

万有引力の万有魅力

アダムとイヴの逸話はとても有名だと思う。



禁断の果実を食べた2人が楽園を追放されるというものだ。


この果実は、実はリンゴだと言われることが多い。


善悪の"悪"と"リンゴ"は、ラテン語にすると、どちらも"malus"と呼ばれることから、そう言われるようになったとされている。





リンゴの逸話と言えばもう一つ有名なのがある。


ニュートン万有引力の話だ。


この話は、本当のことではないという説も出ているらしい。


だが、この話に出てくるリンゴの木の子孫が、今でも栽培されていたり、保存されているというのを知って、驚いた。




僕は、果物の代表をあげるとしたら、リンゴをあげるひとが多いのでは、と思う。




そして、しりとりと最も関連が深いのもリンゴだと思う。


こんな経験はないだろうか。
『しりとりやろーぜー』
『いいよー』
『どっちから?』
……


どっちからやるか決まらない。そして最初の言葉をなににしたらいいかも決まらない。



そこで、リンゴを使うのが効果的だと思う。


誰でも知っているし、なんといってもアダムとイヴだしニュートンだしまさに万有魅力。



しりとりとリンゴは切っても切れない関係になってしまったと思っている。





ちなみに、喉仏のことを英語で"Adam's Apple"というのは、アダムとイヴの逸話が関連しており、禁断の果実を喉に詰まらせた結果、それが喉仏になったという。



もはや人間の一部になってしまっている果実の話でした。

魔法使いとのしりとり

かっこいい言葉って、あると思う。



言葉の意味とかじゃなくって、その響きとか、発音とか、それだけで決められるかっこよさ。





スプラトゥーン2のブキに、クーゲルシュライバーというものがある。


それをそのまま調べると、『無駄にかっこいいドイツ語』として例にあげられることが多いという。



ちなみにブキの見た目通り、ボールペンという意味らしい。




しりとりのマジシャンを知っているだろうか。


世の中にある僕らの知らない、そしてなんとなくかっこいい響きを持っている言葉ばかりを使って、しりとりをする。そういう人がいる。




あまりにもその道を極めると、もはや、芸術に見えることがある。



しりとりもまさにそれで、例えば完璧な一字攻めであったり、同じジャンルの言葉のみで戦ってみたり。


知らない言葉ばっかり使われるのも、個人的には好きだ。




そんな言葉存在するの?

現実のしりとりならそういう疑問も生まれると思う。


アプリでやるからには、使える言葉は全てアプリが判断する。なのでそういったいざこざは起こらないのである。




友達としりとりをするとき、意識していることがある。



なるべく相手の知っている言葉をうまく使い、感心させたり、驚かせたりして、しりとりの面白さを少しでも伝えられたらいいと思っている。


僕が、他のしりとりプレイヤーから感じたしりとりの魔術を感じてほしい。



もちろんまだまだ未熟者ですが。

お猿さんとしりとりゲーマー

限界しりとりMobile というアプリをご存知だろうか。

僕がいうしりとり、とはほとんどこのアプリのことだ。



だいたいの対人ゲームは、勝ったら神ゲー負けたらクソゲーに、なりがちだと思う。(個人的に)



このゲームは個人的にはそうではなくて、強い人に負けるのは楽しいし、学びがある。
(と言っても一部の人はそうは思えないようで、一字攻めという戦略を嫌う人も多い)



しりとりを始めてから、知識がだいぶ増えたように思う。ただし役に立つかは不明。


知らない言葉をたくさん知る中で、今まで興味がなかったジャンル(映画など)に、いやでも関わるようになってきた。



どうも自分は、知らない言葉を知るのが好きなようで、
知らない言葉はすぐにぐぐる、説明できるくらいまでは理解する、そしてしりとりで使ってみる、の3ステップを踏むことが多い。



本当は会話の中で使ってみたいが、まさか日常会話で『ザガリーゼってなに?』ときかれることはほぼないので、しりとりで発散している。




ちなみにザガリーゼは、イタリアの人口1600人程度のコムーネ(基礎自治体)である。つまり地名。(言いたいだけ)